タンザニアのアルーシャはかなり面積の広い街なのですが、電車や地下鉄がなく、主な移動は車になります。
しかし、観光で訪れた際に移動の度に毎回タクシーを使っていたら、とんでもない金額になってしまいます。
そこで、今回はタンザニアの格安の移動手段、公共バスのダラダラの乗り方、料金から降り方まで全て紹介していきます。
タンザニアの公共のバス!ダラダラとは?

ダラダラとは、タンザニアを走る公共のバスです。地元の人の多くはこのダラダラに乗って、仕事や学校に行きます。
8人ほどが乗れる車の中を改造し、車内は最大14人ほどが座れるようになっています。
ダラダラは、昔日本で走っていた車が使われていることが多くあり、少し懐かしい気持ちになります。
運転するスタッフと、料金を回収するスタッフの2人組で営業しています。
ダラダラに乗ってみよう!

多くの人が待っているところに止まることが多いので、近くで待機しましょう。
または、走っているダラダラに手をあげたり、目配せをすると止まってくれます。
特に時刻表やバス停はなく、1分に1台以上見かけるほど、多くのダラダラが走っています。
正確な営業時間はわかりませんが、朝は7時以降、夜は21時までは確実に走っています。
ダラダラの行き先は車体にも書かれていますが、ドアを開け閉めするスタッフが「〇〇!〇〇!」と教えてくれるので、正しければ乗車しましょう。
乗車の際に、降りる場所をスタッフに伝えておきましょう。
ダラダラの料金
料金は乗車中にスタッフが徴収します。
アルーシャでは、基本的に1回の乗車が400シリング〜500シリング(20円〜25円)です。
あまりにも大きいお金だとお釣りの用意がない場合もあるので、小銭を用意しておくのがベターです。
料金を渡すタイミングでもう一度スタッフに降車場所を伝えておくことをオススメします。
ダラダラの降り方
降車場所を伝えて乗車していれば、その場所に着いた時にスタッフが教えてくれますが、必ずではありません。
たまにそのまま止まらず通りすぎようとする場合もあるので、自分でしっかりと外の景色か地図を確認しておく方が良いでしょう。
「Acha 〇〇(アチャ 〇〇)」=〇〇で止まってください。
「Shusha 〇〇(シュシャ 〇〇)」=〇〇で降ります。
もしくは車の壁を3回「ドンドンドン!」と叩くと止まってくれます。
ダラダラに乗るときの注意点
1.出来るだけ前に乗ろう
ダラダラは時間帯によっては、かなりの人が乗ってきます。
とっても狭い車内なので、もし一番後ろに座ってしまうと、降りるのも一苦労…。
自分より手前の人に降りてもらってからでないと、降りられなくなってしまいます。
運転席の隣の助手席が空いていたら、遠慮せずに前に乗りましょう。
後ろの席に乗る場合でも、できるだけ手前に乗っておく方が降りる時に楽です。
2.スリに注意
ダラダラは、混雑しているときは日本の満員電車以上です。
狭い車内で身動きが取れないこともしばしば。
スマホや財布など、すぐに取られてしまう可能性があるポケットにいれておくのはやめておきましょう。
3.降りる場所を間違えないように
ダラダラに慣れるまでは降りるのが一番難しいです。
スタッフが毎回きちんと声をかけてくれれば良いのですが、あまり目立った建物がない場合、知らない間に通り過ぎていた、なんてこともあります。
私もタンザニア滞在中にダラダラで毎日移動していましたが、しっかりと外を見ていたにも関わらず、気づいたら全く知らないところまで乗っていたことがあります。
慣れない間や、暗くなってから乗車するときは、スマホの地図アプリで自分の居場所を確認しながら乗っていました。
ダラダラでの移動はローカルプライスなので、タクシーと比べてかなり安く、慣れてくるととっても簡単に乗り降りすることができる便利な移動手段です。
乗り方をマスターして、ぜひチャレンジしてみてください。