インドのコルカタにある、マザーテレサのボランティア施設「マザーハウス」。
毎日多くのボランティアが世界中から集まっています。
今回の記事では、インド、コルカタのマザーテレサのボランティアに個人で参加する方法を紹介していきます。
実際に私も、2019年5月に一人でコルカタを訪れ、マザーハウスのボランティアに参加してきました。
では早速、ボランティアに参加する方法を説明していきます。
Contents
マザーテレサのボランティアの持ち物

・パスポート
ボランティアの参加、登録には、どちらもパスポートが必要になりますので、必ず持参しましょう。
・飲み物
マザーハウスのボランティアでは、暑い場所で長時間働くことになります。
インドの水道水はお腹を壊す可能性があるので、ペットボトルに入ったミネラルウォーターを持参しましょう。
・貴重品
施設には、大きな荷物の入るロッカーや、鍵付きのロッカーがない場合もあります。
貴重品は最低限の持参にして、常に身につけておきましょう。
・汚れても良く、動きやすい服、靴
施設では、動き回って仕事をするので、動きやすい服装が良いでしょう。
また、足元は濡れることもあるため、サンダルや濡れてもいい靴での参加をおすすめします。
1日ボランティアに参加する方法

1日ボランティアに参加する場合は、参加したい日に直接マザーハウスに行き、1dayパスをもらいます。
木曜日のボランティアはお休みで、閉まっているので気をつけてください。
1dayパスの発行と、朝のミーティングの場所はこちらです。
◆The Mother House of the Missionaries of Charity
住所:54A, Acharya Jagadish Chandra Bose Rd, Ripon Street, Kolkata, West Bengal 700016 インド
7:00~7:40 朝食の配布
チャイ、バナナ、パンなどが無料で配布されます。
いろいろな国からその日ボランティアに参加する人が集まっています。
7:40~7:50 シスターによる説明
シスターから、ボランティアの注意事項の説明があります。
その日が最終日の長期ボランティアスタッフが前に出てきて、みんなで感謝の歌を歌います。
7:50~8:00 ボランティア1dayパスの発行
ミーティング終了後、この日がボランティア初日の人は、シスターの元に並び、パスポートを見せて、1 day パスを発行してもらいます。
この時に、どのボランティア先に行きたいか希望を伝えることができます。
午後もボランティアを希望する場合は、このタイミングで伝えて、1 day パスに午後のボランティア先も書いてもらいましょう。
紙をもらったら、紙に書かれたボランティア先に移動します。
各ボランティア施設のリーダーが、行き先が書かれたプラカードを持っているので、一緒に移動します。
到着次第、ボランティアリーダーやシスターに従って、仕事を進めましょう。
~12:00 午前中のボランティア
途中、チャイとビスケットの休憩があります。
ボランティアの終了後は、その場で解散になります。
15:00~17:30 午後のボランティア
午後のボランティア先に移動し、ボランティアリーダーに従って仕事をします。
午前のボランティア同様、終了次第、その場で解散になります。
2日以上参加する場合→ボランティア登録

ボランティアに2日以上参加する場合は、ボランティア登録が必要です。
登録できるのは、毎週月曜、水曜、金曜です。
15:00 ボランティア登録
15時からボランティア登録が始まります。朝のミーティングの場所とは異なります。
◆Nirmala Shishu Bhavan (Missionaries Of Charity)
住所:74/1, Acharya Jagadish Chandra Bose Road, Sharif Lane, Ripon Street, Taltala, Kolkata, West Bengal 700016 インド
ボランティア施設の詳細を読み、申し込み用紙の記入をしましょう。
申し込み用紙を提出したら、シスターに名前を呼ばれた人から、面談があります。
ボランティア登録をしたら、同じ施設に通うことになりますが、午前と午後で違う施設にいくこともできます。
ボランティア施設は、シスターとの面談にて決定するので、希望を伝えましょう。人手不足の場合は、希望が通らないこともあります。
もし、途中で違う施設に行きたくなった場合は、朝のミーティングや登録会の際に、シスターに相談することができます。
登録が終了したら、記念のメダルがもらえます。
この日は登録に時間がかかるので、午後のボランティアには参加できないことが多いです。
次の日から、指定のボランティア施設にてボランティアに参加できます。
ボランティア登録の時にもらうカードは必ず毎回持っていきましょう。
マザーテレサのボランティア先の紹介
プレムダン(Prem Dan):愛の贈り物
生活者:瀕死状態・極貧状態の人々
ボランティア:男性・女性
活動時間:8:00~12:00 午前のみ
仕事内容:洗濯、寝室の掃除、食事のサポート、トイレのサポート、皿洗い、自由時間
介護が必要な老人が生活しているので、主に生活のサポートを行います。
自由な時間には、お話をしたり、マッサージ、歌を歌ったりしながら過ごします。
プレムダンは、マザーハウスから徒歩30分ほどの距離にあります。バスに乗っていくこともあるので、その日のボランティアリーダーに従ってください。
シシュババン(Shishu Bhavan):孤児の家
生活者:障がいを持った子どもたち
ボランティア:女性のみ
活動時間:8:00~12:00 授業あり、15:00~17:30 自由時間
仕事内容:洗濯、ベッドメイキング、清掃、オムツ交換、トイレ・食事・着替えの世話、自由時間の遊び、クラスでのお手伝い
カリガート(Kalighat):死を待つ人の家(清らかな心)
生活者:瀕死状態、極貧状態の人々
ボランティア:男性・女性
活動時間:8:00~12:00、15:00~17:30
仕事内容:洗濯、薬の投与・傷の手当てのサポート、マッサージなど
シャンティダン(Shanti Dan):平和の贈り物
生活者:精神的・感情面での障がいを持った、自立して生活ができる少女・女性
ボランティア:女性のみ
活動時間:8:00~12:00 午前のみ
仕事内容:洗濯、清掃、クラスのお手伝い、散歩のサポート、食事の手伝い、皿洗い
自由時間は歌や踊り、爪切り、髪を切ってあげたりすると喜ばれます。
ダヤダン(Daya Dan):慈悲の贈り物
生活者:精神的・身体的障がいのある男児
ボランティア:1階は男性のみ、最短1ヶ月以上。2階は男女可能。
活動時間:8:00~12:00、15:00~17:30
仕事内容:シャワー・着替え・トイレの世話、オムツ交換、洗濯、食事の世話、一緒に遊ぶ・運動する
どの施設も木曜日のボランティアはお休みになります。
また、仕事の進み具合によっては、終了時間が少し遅くなる場合があります。
ボランティアに参加する際の注意点
・露出の高い服装はNG!
ノースリーブやミニスカートは避けましょう。
施設では動きやすいパンツスタイルがオススメです。
・写真撮影について
マザーハウスのボランティア施設では、基本的に写真撮影は禁止されています。
ボランティア施設内はもちろん、移動中も禁止されています。
個人的に仲良くなった人と記念のために撮るのはよしとされていますが、SNSなどの公の場にアップするのはやめてください、とシスターの説明にありました。
マザーハウスの近くのおすすめホテル
マザーハウスのボランティア施設に個人で行く場合、朝早くから始まるため、アクセスの良いところに宿泊することをおすすめします。
日本人宿、サンタナコルカタというホステルは、マザーテレサの施設から徒歩5分ほどです。
多くの日本人が訪れる場所なので、マザーテレサのボランティアに行く人が見つかるかもしれません。
また、宿のスタッフはコルカタに長めに滞在している方が多いので、わからないことがあれば親切に教えてくれます。
ぜひ個人でコルカタのマザーハウスにボランティアにいく場合は、参考にしてみてください。